顔と眼の疾患

顔面神経麻痺

【症例(1):50代男性/Kさん】

〈初診日〉
平成20年8月20日

〈主訴〉
左顔面神経麻痺

4~5日前に発症。
左の目だけを閉じようとしてもできず、口が開けにくく口も膨らませられない。
うがいもしずらいとのこと。
・既往歴:10年ほど前に右顔面神経麻痺になったことがある。
半年前に左目白内障の手術。数種類の薬を服用中。

〈治療経過〉

〈1回目〉
右あご辺りが柔らかくなった感じ。
口の調子も以前より良く、目はまだ変化はない。

〈2回目〉
初めよりは良いが、まだあまり変化なし。
右あごの強ばりがきつい。

〈3回目〉
だいぶ良くなった。
あご~頬のつっぱりが気になる。
今朝うがいをしていたら首すじがつっぱった。

〈6回目〉
あごの感じがだいぶ良くなったが、もう少し残る。
左目は片目だけで閉じられるようになった。

〈まとめ〉
発症後、すぐに鍼灸治療を開始出来たので最もよい治療効果を発揮したと思われる。


【症例(2):30代女性/Hさん】

〈初診日〉
平成23年8月8日

〈主訴〉
左顔面神経麻痺
2か月前に発症、症状はだんだん良くなってきている。
口と目にまだ麻痺が残っていて、うがいが出来ない・目が開いてる感じがする・目を閉じようとすると痙攣する・口をゆすいでいる時に左側から水がピューと出てしまう・左ほほに強ばりがある、などの症状がある。
顔面神経麻痺になる前、身体がすごく疲れていて生理がいつもより遅れていた。
PMS(月経前症候群)があり、イライラや頭痛・食欲旺盛など、生理前に起こる。
発症から約1ヶ月後、顔の筋肉が動くようになってから耳が「ゴー」と鳴るようになり、閉塞感がある。顔の筋肉を動かさ
なければ鳴らない。
足がとても冷えており、発症前2~3週間ほど、ずっと下痢をしていた。
顔面神経麻痺になってから、仕事は休みをもらっている。

〈治療経過〉

〈1回目〉
治療後、鼻が前より動く様な気がする。
その他はまだあまり変わりなし。

〈2回目〉
左まゆ毛の動きがよくなり、しわが出来るようになった。

〈6回目〉
だいぶ良い。目のピクつきがあるが良くなってきている。
耳鳴・耳の閉塞感は少しずつ良い。顔のつっぱりがかなり取れてきた。
うがいはまだ出来ない。
生理前で、イライラや眠気・下腹部の重い感じがあるが、いつもの頭痛が無い。

〈13回目〉
耳鳴りや目のピクつき・顔のつっぱりがほとんど気にならなくなってきた。
うがいはまだ完全には出来ないが、水が漏れる量が減ってきている。
今日は少し頭の重い感じが出ている。

〈まとめ〉
治療を開始して1カ月半弱。
発症後すぐに治療を開始出来たわけではないが、良い経過をたどっている。
症状は約7割ほど回復している。
週約3回のペースで治療をしていたが、仕事にも復帰する事になり今後は治療回数が減っていくと思われるが、症状はまだ完全に治っていないので、疲れを溜めないよう治療をしながら経過を見ている最中である。


【症例(3):60代女性/Aさん】

<初診日>
平成24年2月23日

<主訴>
左顔面神経麻痺
下唇の左半分の感覚がない。
1週間前からあり下唇を触ると感覚がない。
5、6年前も首、肩のこりがひどくなるとこの症状がでていた。

<1回目>
治療後電話を頂き、唇の感覚が戻ったとのことでした。

<まとめ>
今は首、肩のこりがひどくなると来院されます。

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当治療室では、患者様に自分でできる食生活・生活習慣、ストレッチ等を教えることにより、少ない治療回数で痛みから卒業していただくことを目標としています。

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